人生100年時代、まだ4割超えたばかり

中途半端な40代シングル会社員の戯言を綴っています。

私は自己責任論者です。

fujipon.hatenablog.com

当方は、まさに「生存者バイアス的な発言」をする「つらい目にあってきた人」そのものです。

人口が最も多い団塊ジュニアとして生まれ、大学4年の時は就職氷河期真っ只中。新卒で正社員入社した会社のソルジャー営業を1年で挫折し、契約社員として老舗企業に転職。在職中に正社員転換制度が廃止され、契約満了で会社都合退職。運良く再び正社員として大企業に転職するも、うつ病に。そのまま退職。またまた運良くご縁があってベンチャー企業に正社員転職したのにライブドアショックで会社は吹っ飛びました。その後は派遣社員に転落し、リーマンショックで渦中の外資系証券の派遣切りに直面。

 

どうしようもないほど悪運です。

 

しかし、アベノミクスという神風が吹き、またもや大企業の正社員に復活しました。年収は首都圏の大企業勤務者の中ではかなりの貧困層ですが、日本全国で見た場合の女性の中ではそこそこのラインだと思います。


 ギリギリのところ、厳しい状況から自分が努力して抜け出した人ほど、社会保障を受ける他者に対して厳しい態度をみせる、というのは、けっこうありがちです。
 自分は頑張って克服したのだから、みんなできるはずだ。
 あるいは、自分だけが苦労したのでは、割に合わない、って。

 

自分は派遣社員などの非正規雇用の女性に対して、非常に厳しい態度です。理由は、単純で、私自身も怠惰が原因で非正規雇用に転落し、貧困になっただけなのに、連中は社会や政治のせいにするからです。

また、自身が派遣切りにより無職になったとき、リアルでもネットでも、徹底的に叩きのめされたからです。息の根を止められるほど、殺されるかと思ったほど、自己責任という焼夷弾で散り散りになりました。

「結構いい大学出てんのに(六大学に準じるので実際は三流大学です。非大卒からみればいい大学かもしれません)派遣かよw終わってんな、ゴミババアw」

「げっ。派遣やってんの?バカじゃね?何で適齢期に結婚しねーんだよ。てめーみたいな産業廃棄物はさっさと死ねよ!」

 

「好きこのんでキリギリスやったくせに、今更餌をくれだと?社会を舐めてんじゃねーよ!」

 

毎日そのようなことを友人たちに言われました。事実です。

 

 ちなみに、小金持ちとかプチエリート層の多くは、思っていても、こういう発言はしないことが多いのです。
 彼ら(ごめん、本当は「僕らは」かもしれない)は「良心的」というより、こういう「見下ろし系の言葉」を口にすることによるトラブルを、これまでの人生で数多く経験しているから。

 

これはその通りです。私はワインを通じて、サロネーゼなどのセレブマダムやかなりのエリートと遭遇してきましたし、世界の投資銀行派遣社員として働いていたときも、投資銀行マンは、決して派遣社員をバカにしませんでした。表面的には。でも、サロネーゼなどは、明らかに言葉の端々や態度でバカにします。

 

 こういう「自分の苦労話」をすれば、「頑張ったんだねえ」って、みんなが感心してくれる世の中は、もう過去のものになってしまった。

 

ああ 、これ、アメブロをやっていたので良く分かります。

自分の苦労話は空回りになっており、35歳の年収300万円の夫と息子3人家族の貧乏節約ライフの主婦ブログが圧倒的に支持されています。

お金がそこそこあっても独身でババアの私は不幸でしかないとレッテルを貼られます。ま、年収300万円も500万円も目くそ鼻くそで、生活水準に大差はありません。

 

今、私に必要なのは、ルサンチマンを昇華し、過去の辛酸を舐めた非正規雇用時代をそれも貴重な人生経験、通過点、通過儀礼だったと思い込むことでしょうか。派遣社員としての辛さやしんどさは誰よりも理解しているつもりです。

派遣社員というと、最低時給のイメージがありましたが、外資系は平均2000円前後が相場で、底辺とはいえ、派遣の中では恵まれていました。また、外資投資銀行のようなエリート社員は、あからさまに派遣社員を見下したりすることはしませんでした。

 

ヒルズクラブでのランチ、英語力ゼロだったのにいつの間にか読み書きできるようになっていた自分、世界中の人達と同じフロアで仕事をする異空間。

全てが貴重な体験だったことは事実です。

 

だけど、やっぱり、落語家の桂春蝶氏に共感してしまうんですよね。

 

同じ人物でありながら、芸能人の場合、貧乏人だった時代と、有名人になってからの周囲の態度が、180度違うかと思われます。私のレベルですら、派遣社員だった時代と、現在では、明らかに態度を変える人に遭遇してきました。

 

私が欲しているのは、本当の私を受け入れて欲しいということだけです。

 

派遣時代の私も、日経225銘柄の大企業正社員の私も、本質的なところは何も変わっていません。確かに趣味などはお金をかけるようになりましたが、私は私のままです。

なのに、属性だけで、私そのものを見ようとしない。そんな人があまりにも多いのです。

 

それがルサンチマンや、生存者バイアスとして態度に出てしまうのかもしれません。